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山 田 剛
             
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電設の明日をみつめて
  
 『電設資材』は、オフィスビルや施設、工場、住宅などを建設する際、なくてはならない基幹商品です。このなかには、住宅用分電盤をはじめ、照明器具、各種空調機器のほか、最近では、空間の快適性、安全性の確保といった視点から、IHクッキングヒーター、電気温水器などのいわゆる、オール電化商品群なども入ってきています。
 これらの電設資材は、メーカーから電材卸業と呼ばれる業者に流通され、その先に位置する電設・電気工事業者の手によって施工がなされ、最終ユーザーである施主にまで届けられます。
 電材流通新聞は、昭和54年(1979)6月の創刊以来、4半世紀の長きにわたり、メーカー(製)、電材卸業者(販)、電設・電気工事業者(工)の三者の連帯感の醸成や、新商品の円滑な流通のための周知などをはかってきました。
 とくに、全国の製・販・工三者の代表が一堂に会して話合う「全国地区電設業界工・製・販座談会」は、電設業界のなかで、いまや恒例行事のひとつに数えられています。この座談会では、時流に即したテーマのもと、活発な意見の交換が行われ、それによって、それぞれの業界が抱える諸問題の解決に貢献するものとして、業界の内外から高い評価をいただいております。
 業界の関係者が一堂に集う座談会としては、このほかにも、10月21日の「あかりの」日」にちなんだ「照明専業メーカー座談会」をはじめ、「標準分電盤メーカー座談会」、11月9日(いい空気)の「換気の日」、あるいは、11月11日の「配線器具の日」に照準を合わせた関連各メーカーの代表者を集めての座談会、さらに、地区別の「工・製・販座談会」などを企画、開催し、電設業界はもとより、設備・設計など関連業界の発展にも一役かっています。
 一方、取材ならびに編集陣の強化をはかり、広範な地域にわたって行ったきめ細やかな取材の成果は、ひとり「電材流通新聞」にとどまらず、姉妹紙である「近畿電材連NEWS」、「西日本電材ニュース」、「中日電材ニュース」のほか、各種刊行物にも生かされているものと確信しています。
 電材流通新聞は業界の期待に応えるため、これからも電設業界の明日をみつめていきます。
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